3月といえば
出会い別れの春の季節になりました。
そして日本人の心の情景ともいえる桜の季節です。
そんな3月に関することを集めてみました。
3月の異名
かげつ(花月)
きしゅん(季春)
くれのはる(晩春)
けんしんづき(建辰月)
さくらづき(桜月)
さはなさきつき(早花咲月)
さんげつ(蚕月)
しゅくげつ(宿月)
とうげつ(桃月)
はなみづき(花見月)
はるをしみつき(春惜月)
ばんしゅん(晩春)
ひいなつき(雛月)
やよい(弥生)
ゆめみづき(夢見月)
今でも3月の異名で有名なのは「 弥生 」。
弥生の由来は、「弥」という漢字の読み方には『いよいよ』、『生』は生えるというそれぞれの読み方があります。ゆえに草木がいよいよ生い茂る月「木草弥や生ひ月(きくさいやおひづき)」が詰まって「やよひ」となったという説が有力です。
写真AC
3月の行事
1日 マヨネーズの日 デコポンの日 切り抜きの日
2日 お水送り
3日 上巳(じょうし)の節句・桃の節句 雛祭り
耳の日 金魚の日
4日 ミシンの日・サッシの日 雑誌の日
5日 二十四節気・啓蟄 珊瑚の日
6日 地久節(昭和天皇・香淳皇后誕生日)(注1)
弟の日(注2) スポーツ新聞の日 二十四節気・啓蟄
7日 消防記念日 サウナの日
8日 ミツバチの日 エスカレーターの日 土産の日 母子と助産師の日
9日 記念切手記念日 雑穀の日 酢酸の日 ありがとうの日
10日 サボテンの日 砂糖の日 農山漁村女性の日
11日 東日本大震災発生の日(2011年)
パンダ発見の日(厳密には、ジャイアントパンダ発見の日)
12日 財布の日 スイーツの日 お水取りの日(奈良県東大寺)
13日 サンドイッチデー 青函トンネル開業記念日 春日祭 新選組の日
14日 ホワイトデー キャンデーの日 マシュマロデー 数学の日 国際結婚の日
15日 豊年祭(愛知県田縣神社・大縣神社) 涅槃会 靴の記念日 万国博デー(注3)
16日 十六団子(注4) 国立公園指定記念日
17日 彼岸入り 漫画週刊誌の日
18日 彼岸入り 点字ブロックの日 精霊の日(注5)
19日 立庁記念日 ミュージックの日
20日 二十四節気・春分の日 電卓の日・LPレコードの日
21日 ランドセルの日 弘法大師の日
22日 放送記念日 世界水の日
23日 世界気象デー
24日 檸檬忌 世界結核デー
25日 電気記念日
26日 カチューシャの唄の日
27日 さくらの日(注6) 利休忌
28日 三ツ矢サイダーの日
29日 まりもの日 八百屋お七の日
30日 三井三池炭鉱閉山
31日 オーケストラの日
地久節(ちきゅうせつ) 注1
皇后誕生日祝う日。「地久」は老子の「天長地久」からの説。
天長節(天皇誕生日)と異なり、皇室祭祀令に基づく宮中祭祀や休日法の定める祝日となったことはないが、男女別学が主流だった戦前期の女子校などにおいて、天長節に準じた扱いで祝賀の儀式が行われることがあったとのことです。
掛川西高校に行幸する昭和天皇と香淳皇后(昭和32年) 写真Wikipedia
弟の日 注2
姉妹型・兄弟型の提唱者畑田邦夫により制定。兄の日は6月6日、妹の日は9月6日、姉の日は12月6日。
万国博デー(注3)
1970年(昭和45年)のこの日、前日に開会式が行われた日本万国博覧会(大阪万博)の一般入場が開始された。
写真Wikipedia
十六団子(注4)
田の神が山から戻ってくるとされる日で、東北地方の各地で団子を16個供えて神を迎える行事が行われる。10月16日にも、神が山へ帰る日として同じように団子を供える。
精霊の日(注意5)
柿本人麻呂、和泉式部、小野小町の3人の忌日がこの日であると伝えられていることから。
さくらの日(注6)
日本さくらの会が1992年に制定。3×9(さくら)=27の語呂合せと、七十二候のひとつ「桜始開(さくらはじめてひらく)」が重なる時期であることから。
写真AC桜満開の近江神社
22日の世界水の日にちなみ日本の美しい水辺の写真を載せてみました。
Google写真
3月の花
春本番です。
自然の営みが美しい月です。
肌寒くないパステルカラーの洋服で自然を堪能するのも楽しいかもしれません。
寒緋桜 別名 「緋寒桜」(ひかんざくら)
花言葉 「あでやかな美人」「あなたに微笑む」「気まぐれ」
玄海躑躅(げんかいつつじ)
名のとおり、玄海灘をはさんで、九州北部と朝鮮半島に多く、東京近辺ではあまり見かけないという話です。
花言葉 「自制心」
自生しているのは高知県(土佐)付近だがいまは全国で植栽されているそうです。
花言葉 「清楚」 「愛」 「伝言」 「優雅」
房アカシア
別名 ミモザアカシア
花言葉 「優雅」「友情」
黄色の花は「秘密の恋」
オレンジ色の花は「エレガント」
かたくり(片栗)
山地に生える。花は温度が高めならくもって曇ってても咲きますが基本的に日の当たるときのみ咲きます。
種子は8年目の3月4月に目を出し葉を二枚出して開花します。
5月には葉まで枯れ次の年の3月まで球根のまま休眠します。セツブンソウと同じですね。
根は片栗粉として利用ができ、漢方薬や料理などに使われます。
花言葉 「初恋」「寂しさに耐える」「嫉妬」「消極的」
菫(すみれ)
花の形が 大工道具の”墨入れ”に似ていることにより「すみいれ」の呼びがしだいに「すみれ」になっといいます。
菫(スミレ)全般の花言葉は「謙虚」「誠実」「小さな幸せ」。
紫のスミレの花言葉は「貞節」「愛」。
白いスミレの花言葉は「あどけない恋」「無邪気な恋」「純潔」。
黄色いスミレの花言葉は「田園の幸福」「つつましい喜び」。
菫(スミレ)全般の英語の花言葉は「modesty(謙虚)」「faithfulness(誠実)」。
著莪(しゃが) 別名 胡蝶花(コチョウカ)
人家近くの森林周辺の木陰などの、やや湿ったところに群生するあやめ科の花です。
シャガは中国原産で、かなり古くに日本に入ってきたといわれています。
花言葉 「反抗」「友人が多い」
他にも「葉牡丹」、「芝桜」「青木」「ムスカリ」「鈴蘭」「モクレン」などたくさんあります。
3月の旬
写真AC
3月の野菜
グリンピース、つくし(土筆)、明日葉(あしたば)、うど(独活)、にら( 韮)、
エシャロット、キャベツ、ブロッコリー、三つ葉、分葱(わけぎ)、山葵(わさび)
浅葱(あさつき)、玉葱(たまねぎ)、菜の花、蕗(ふき)、蕪(かぶ)、越瓜(しろうり)、 カリフラワー、チコリ、大根、小松菜、春菊、水菜、椎茸(しいたけ)、マッシュルーム、滑子(なめこ)
3月の果物
ぶんたん、キウイフルーツ、ネーブルオレンジ、マンゴスチン、三宝柑(さんぽうかん)、伊予柑(いよかん)、林檎(りんご)、甘夏、苺(いちご)、ポンカン、
温州みかん
3月の魚介類
(まながつお)、大鮃(おひょう)、白魚(しらうお)、的鯛(まとうだい)、目張(めばる)、矢柄(やがら)、石鯛(いしだい)、笠子(かさご)、素魚
( しろうお)、細魚(さより)、鮫(さめ)、鯛(たい)、鰆(さわら)、鰊(にしん)、鰡(ぼら)、鱒(ます)、えい、喜知次(きちじ)柳葉魚(ししゃも)、梶木
(かじき)、金目鯛(きんめだい)、 鬚鱈(ひげだら)、鮟鱇(あんこう)、鮪(まぐろ)、 鯖(さば)、鰤(ぶり)、鰯(イワシ)、北寄貝(ほっきがい)、蛤(はまぐり)、喜佐古(きさご)、浅蜊(あさり)、田螺(たにし)、貽貝(ムール貝)、赤貝
(あかがい)、 馬刀貝(まてがい)、馬鹿貝(ばかがい)、帆立貝(ほたてがい)、 海松貝(みるがい)、蛽(ばい)、鳥貝(とりがい)、 海胆(うに)
剣先烏賊(けんさきいか)、こう烏賊、蛍烏賊(ほたるいか)、 海鼠(なまこ)
渡り蟹(わたりがに)、 石蓴(あおさ)、荒目(あらめ)、鹿尾菜(ひじき)、
和布(わかめ)
月にちなんだ苗字
三月田 みつきだ さんがつだ
三日月 みかづき
三日 みずかい
写真AC
まとめ
日本生まれの日本人でも知らないことだらけです。(注意 私のことです。)
国際的になっても日本人が日本を知らなければ、日本人としての誇りを持てないことがあると聞いたことがあります。
その時はそんなものかなあとは思いましたが、やはり知ることでより日本人として日本への愛着を持てるのだなと今回感じました。
日本からは一回しか出たことない私ですが、日本を知るチャンスに恵まれたことがとてもうれしいなと今回改めて思いました。